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嘘でもいいから
第2章 君が大切だから
隼人の切れ長の目が
嬉しそうに細められると…

次には真剣な色を帯びて
私に近付いてきた。


幸せだな…私。
隼人はスポーツマンで友達も多い。

数合わせで行かされたコンパで
隣に隼人がやって来たときは
素敵な人だなぁと思った。
なぜか話も弾んだ。


そしてしばらくして告白してくれて…


すごいイケメンって訳じゃないけど
モテるんじゃないかと思う。
なのに私のこと本当に1年も待ってくれた。


1年…充分だと私は思ってる。

私だってこの1年
隼人とキスをする度に…
抱きしめられる度に…

ドキドキして、ひとつになりたくて。


再び交わす優しく激しいキス…


このキスが最後のキスになるなんて
思いもしない2人は、溢れる想いを
いつまでも交し合っていた…


………………………
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