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嘘でもいいから
第5章 初めてを貴方に

届いたのはホワイトルシアン
というカクテル…
お酒に疎い私は見るのも聞くのも
初めてだった。
見た目はカフェオレみたい…
「おいしそうですね。
私、初めて飲みます…」
「そっか、そっか…
優花ちゃんカフェオレとかココア
とか甘いもの好きだよね?
一杯だけならこれしかないと思って…
初めてならちょうど良かったよ。」
口に含むと生クリームとカカオの風味…
「美味しい…!
あんまりお酒の味しないし…」
優しく微笑む向井さんの
巧みな話術で楽しい時間は過ぎていく…
お料理もすごく美味しい。
でも私は、レディーキラーという
妖しい名称で呼ばれる…
女性を酔い潰すのに最適な、
甘くて飲み口が軽いのに実は
とても強いお酒が存在するなんて…
そんなこともまだ知らない子供だった。
というカクテル…
お酒に疎い私は見るのも聞くのも
初めてだった。
見た目はカフェオレみたい…
「おいしそうですね。
私、初めて飲みます…」
「そっか、そっか…
優花ちゃんカフェオレとかココア
とか甘いもの好きだよね?
一杯だけならこれしかないと思って…
初めてならちょうど良かったよ。」
口に含むと生クリームとカカオの風味…
「美味しい…!
あんまりお酒の味しないし…」
優しく微笑む向井さんの
巧みな話術で楽しい時間は過ぎていく…
お料理もすごく美味しい。
でも私は、レディーキラーという
妖しい名称で呼ばれる…
女性を酔い潰すのに最適な、
甘くて飲み口が軽いのに実は
とても強いお酒が存在するなんて…
そんなこともまだ知らない子供だった。

