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その口でその指で
第2章 重なる遭遇
彼女は今日という日を呪うだろう
朝の光に照らされた廊下であの男が傘置き場で腰掛けている姿が目に入った
そそくさと男に駆け寄った女生徒
上履きの色からみて三年生
あの音楽室にいた女生徒だとすぐにわかった
手紙の様な物を手早く渡すと何もなかった様に、三年生の教室に続く階段を降りていった
ちらりと男と目が合った
気づかぬ振りをして彼女もいそいそと教室にもどった
放課後の園庭花壇で本をよむことにし、何気なく向かった
孤立した園庭花壇は彼女のオアシスの様な場所だ
今日は先着がいることに気づく
開放的な作りの場所では隠れようもなく、彼女は修羅場ともとれる場面に出会してしまう
「凪斗くん」
三年生の女生徒が男からの愛撫に腰をくねらせた
ゆっくり男の制服のズボンから男の猛りに触れた
その瞬間女生徒から距離をとり怒りを顕にした男が口を開いた
「俺には、触らない約束でしたよ。もう無理ですね」
「そんな!!待って!悪かったから・・でも・・やっぱり私凪斗くんと・・凪斗くんだってつらいでしょ?ね?わたしとさいごまでしようよ!私どうしても凪斗くんに満たされたいの!」
「それは絶対に無理ですね」
「どうして?凪斗くんしっかり反応してくれてるじゃない!」
「体がどんなに反応したとしても心があなたを欲しがらないんですよ。だから好きじゃないし、抱けない」
「・・・そんな」
「先輩・・契約違反です。もう金輪際は関わりません」
「やだやだやだ!お願いそれだけは!もうしないから!ね?約束する!だからっ」
「おれを必要としてる人の部類が変わったんです。先輩は。俺はあなたを幸せしたいと思えない。」
絶句する女生徒をそのままに男は彼女の方に体を向けた
呆然と見続ける彼女と目が合った
彼女は意識を取り戻すと脱兎の如く一目散にその場を離れた
朝の光に照らされた廊下であの男が傘置き場で腰掛けている姿が目に入った
そそくさと男に駆け寄った女生徒
上履きの色からみて三年生
あの音楽室にいた女生徒だとすぐにわかった
手紙の様な物を手早く渡すと何もなかった様に、三年生の教室に続く階段を降りていった
ちらりと男と目が合った
気づかぬ振りをして彼女もいそいそと教室にもどった
放課後の園庭花壇で本をよむことにし、何気なく向かった
孤立した園庭花壇は彼女のオアシスの様な場所だ
今日は先着がいることに気づく
開放的な作りの場所では隠れようもなく、彼女は修羅場ともとれる場面に出会してしまう
「凪斗くん」
三年生の女生徒が男からの愛撫に腰をくねらせた
ゆっくり男の制服のズボンから男の猛りに触れた
その瞬間女生徒から距離をとり怒りを顕にした男が口を開いた
「俺には、触らない約束でしたよ。もう無理ですね」
「そんな!!待って!悪かったから・・でも・・やっぱり私凪斗くんと・・凪斗くんだってつらいでしょ?ね?わたしとさいごまでしようよ!私どうしても凪斗くんに満たされたいの!」
「それは絶対に無理ですね」
「どうして?凪斗くんしっかり反応してくれてるじゃない!」
「体がどんなに反応したとしても心があなたを欲しがらないんですよ。だから好きじゃないし、抱けない」
「・・・そんな」
「先輩・・契約違反です。もう金輪際は関わりません」
「やだやだやだ!お願いそれだけは!もうしないから!ね?約束する!だからっ」
「おれを必要としてる人の部類が変わったんです。先輩は。俺はあなたを幸せしたいと思えない。」
絶句する女生徒をそのままに男は彼女の方に体を向けた
呆然と見続ける彼女と目が合った
彼女は意識を取り戻すと脱兎の如く一目散にその場を離れた