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その口でその指で
第2章 重なる遭遇
一気に明るくなった視聴覚室で暗闇に慣れた生徒が目を慣らすために瞬きを繰り返した
斜め前の女生徒は明らかに紅潮し上気した顔で潤んだ瞳に彼女もドキっとさせられた
「先生ー彼女具合わるいそーです」
隣の男がしれっとした顔で男性教師を呼んだ
「どうした?大丈夫か?」
女生徒は心配そうな教師の問に首を振った
「先生が保健室につれていこうか?」
うなづく女生徒を男と一緒に見送った
男の口が無音で頑張れと動いた
教師に担がれた女生徒は首を縦に揺らした
二人のやり取りに彼女は混乱するばかりだった
斜め前の女生徒は明らかに紅潮し上気した顔で潤んだ瞳に彼女もドキっとさせられた
「先生ー彼女具合わるいそーです」
隣の男がしれっとした顔で男性教師を呼んだ
「どうした?大丈夫か?」
女生徒は心配そうな教師の問に首を振った
「先生が保健室につれていこうか?」
うなづく女生徒を男と一緒に見送った
男の口が無音で頑張れと動いた
教師に担がれた女生徒は首を縦に揺らした
二人のやり取りに彼女は混乱するばかりだった