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王子と専属メイドの戯れ
第6章 保健室
光騎さまが、登校中…爪磨きの間にゲームを提案されて…




首筋や、耳元を這う光騎さまのしなやかで美しい指を思い出します。




そこでこの印を……



わたしはキスマークのある谷間に手を当てます。



吸われた時のような感触を、その手で確かめるように撫でます。




あの時の光騎さまの唇の感触が思い起こされ、体の奥が熱くなってきます。




「……はぁ………はぁ………」



わたしは無意識に息が上がっていました。







わたしはそのまま、昼休みのランチを思い出します。





思わず口を薄く開き、舌を口内で動かします。



光騎さまにジャムを送るために。




熱くて、柔らかな、あの感触。





熱くいやらしいキス。




光騎さまと……キスを…したんですよね…





「…っ……」




わたしは自身の熱くなる体を布団の中で抱きしめました。

そしてゆっくりと右手で顔にふれます。


頬に、唇に、指先を押し当て、光騎さまの唇の辿ったところを思い出すように。



あのキスを思い出し、光騎さまが唇を寄せた箇所を指でなぞることで、なんとも言えない欲求がせり上がってきました。






わたし……何してるんだろう…



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