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王子と専属メイドの戯れ
第8章 宿題
「いい眺め」



わたしに跨り上から見下ろす光騎さまのお顔は影になっていました。


そのせいか、いつにもまして怪しげでな微笑を浮かべる光騎さまに腰からゾクリと悪寒のようなものが走ります。




あまりの美しさに呼吸も忘れてしまうほど、わたしは光騎さまの視線に支配されました。




「じゃ、はじめよっか」



そう言うやいなや、光騎さまはわたしの両胸に、それぞれ手を置きました。



「あっ……」



体が反射的にピクンっと跳ねました。


ですが、両腕を上で縛られているので、僅かな動きです。

手は胸全体を包むように置かれています。





「…里音?ダメだよ反応しちゃ…」


「え…?」


わたしは顔を近づかせてくる光騎さまに心臓が破裂しそうでした。

自然と息が荒くなります。


「里音の精神力を鍛えるって言ったでしょ」


あと数センチで唇が触れ合うところで囁かれ、光騎さまはスッと体を起こします。



あ…キス…じゃないのですか……


わたしは期待していたことと、ねだるように唇が薄く開いていた自分が恥ずかしくなります。



な、なにを期待しているのでしょう…
わたしったら厚かましい…



これは光騎さまが、わたしの精神力を鍛えるためにして頂いているご好意。
わたしが光騎さまに何か望むなんてもってのほかです。




わたしは切なく涙目になりながら光騎さまを見上げました。



光騎さまはそんなわたしを満足そうに見下ろしています。





わたしの胸は乗された手の温もりでジワジワと疼き始めています。



ドキドキと、心臓の音が手に伝わっているのでしょう…




キスされそうと思った時の早い鼓動も、感じ取っているのでしょうか…。




胸の手がゆっくりと動きました。



「………っ!」



サワサワと、さするように手の平を胸の形に滑らせます。

わたしは全身を強張らせました。



「もう…こんなんで反応してたらダメでしょ」



光騎さまは苦笑しながら両胸をサワサワと撫でます。


「…も、申し訳ございません…っ…」



ヘビードールでは覆いきれていない、胸の上部の素肌を光騎さまの指先が滑らかに滑ります。




「あっ…はっ……ぅ…はぁ……」


どうして、こんな、反応してしまうのでしょう…

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