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イケない秘め事
第26章 誕生日
正月もそろそろ終わり、明日から仕事。
愛美に言ったら、拗ねられたけど。仕事だからね。

「だって、俺が、仕事しなかったら、愛美の好きなオムライスも食べれないし、ぬいぐるみも買えないよ?」
「ふぁい。」

好きな物で攻めると効果覿面?
朝になると、

「お兄ちゃん、起きないと遅刻だよぅ!!」

叩き起こされた。耳元で目覚ましのアラーム鳴らされた。地獄だ。
テーブルには、朝御飯と愛美手作りのお弁当。

「愛美~。ありがとう。」
「お弁当、残り物しか入ってないけど。」
「それでも、有難い!」
「お兄ちゃん。お小遣いないの?」
「いや、あるよ。」
「ないって言ったら、くれるの?」
「あげない。」
「愛美のけち。」

全ては、任せてないが、ある程度は渡してて、きちんとやってる。
俺は、会社に行く支度をする。最近は、愛美が落ち着いてるので、時間ギリギリまでいなくてもいい。

「お兄ちゃん、今日何時に帰ってこれる?」
「たぶん、7時位。けど、なんで?」
「じゃ、それに合わせて夕飯作っとくね?」
「なんかあったか?」
「なんもないよ。」

いたずらっ子みたいな笑顔だ。怪しい。

「行ってくるね。」
「行ってらっしゃい。」

愛美が、玄関で手を振ってる。可愛い。

昼になり、弁当を食いながら、愛美にメール。どうやら、今は買い物に出掛けてるらしい。何を買ってるんだ?

仕事が終わり、急いで帰る。
あれ?暗い?寝てるのか?

「ただいまぁ。愛美?寝てるのか?」

リビングの灯りを付けると、愛美は、ソファで寝ていた。
可愛い寝顔だ。
テーブルの上には、唐揚げが出てる。今夜は、唐揚げか。うまそう!

「愛美ちゃ~ん。起きて~。」
「ん~?あっ、お兄ちゃんっ!おかえりぃ。」
「おぉっ。ただいま。また、寝てたの?」
「なんか、最近、やたらと眠い。」
「ちゃんと寝てるのか?」
「寝てるって。」
「病院行くか?」
「やだ、行かない!」

頑固だ。

「腹減ったんだけど、食わない?」
「あっ、お兄ちゃん!!」
「ん?どした?」
「誕生日おめでとう!」
「えっ?今日?あ~、ほんとだ。忘れてた。年かな?」
「そうかもね。」
「おいっ。」

夕飯の唐揚げ旨かった。昔のままの味だった。懐かしい、愛美の唐揚げ。涙、出そう。
夕飯が終わり、コーヒーとケーキ。

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