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イケない秘め事
第30章 出張
昼になり、愛美にメール。
程なくして、

「午前中、結構動いたよ~。あと、お腹の子は、パパが、大好きですって。」
「マジで?!嬉しいなぁ。愛美、元気な子供、生んでくれよ。仕事してきます。」

フフッ…

「パパ、嬉しがってたよ。良かったね。」
ポコッポコッ…

さて、お買い物行こうか。
愛美が、お散歩がてら、買い物に行く。悠祐が、出張でいないので、買うものも少ない。途中、近所の叔母さんに出会い、挨拶をする。若い愛美を見ても、誰も何も言わない。でも、悠祐と愛美の関係を知られたら、どうなるのだろう?
スーパーに入って、カートを押す。食べれそうな物を入れていく。買い物を終えて、家に帰る。買った物を冷蔵庫に入れると、愛美の携帯が鳴る。確認すると、恵美さんからで、二人目の育児にテンヤワンヤらしい。愛美の近況も言ってある。初めは、絶句していたけど、今も変わらず付き合いが続いてる。

夕方、悠祐からメールで…

「お腹の子は、どう?活発?」
「私が、話しかけるとね、ポコッって動くよ。早く、パパも話しかけてね。」

あぁっ、もお倒れそう。

「仕事終わって、いまホテルだよ。お風呂が、狭いー。愛美が、恋しい。」
「早く、帰ってきてね。浮気しちゃダメだよ。」
「浮気なんて、しません。」

俺は、一人モンモンとしながら、ベッドに寝転がる。

「名前、決めねぇとなぁ。」

悠祐は、カバンから命名の本を出して、探す。
で、なんとなくだが、俺の字を使って、

「男の子だったら、悠太。女の子だったら、悠と書いて、はるか。」

どうかなぁ?メールしてみよう。

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