この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イケない秘め事
第33章 出産カウントダウン
愛美のお腹もせりだしてきて、何かにつけて、

「よっこいしょ」

という言葉がでる。愛美自身、言わないようにはしてるらしいけど、出てしまうらしい。別に、言ってもいいのになぁ。
今日は、定期検診がある。
愛美の体格や年齢的な事を考えて、自然分娩は難しく、帝王切開となる。極度の怖がりな愛美は、先生に

「大丈夫ですか?出血多量で死なない?悠太の声聞けますか?」

と聞いては、困らせていた。

「でも、愛美ちゃん。凄いね。よく、お腹の子が男の子だって、わかったね?エコーで、見ると、いつも確認出来そうな部分が隠れてたのに。先生より、早く知るとは。」
「悠太が、教えてくれたんです。」

愛美、したりがお。

「でも、なんで、先生も看護師さんも、私の事をちゃん付けで呼ぶんですか?だって、私、子供じゃないですよ?」
「えっ?いつから、それに気付いたのかな?」
「お正月の健診です。」

?俺は、妙な違和感を覚えた?

「愛美?」
「ん?」
「お前、話し方が変わった?」
「んなことないよぉ。」
「いや、俺とじゃなく…」
「あれ?そう言えば…です、ますとか、言ってたような?」
「じゃ、これからは、愛美さんかな?」
「はい。」

診療内科の先生が、

「じゃ、愛美さんは、記憶全て思い出した。」
コクン…
「嬉しい事も楽しい事も、言いにくいけど、凄く辛かった事も…」
「はい。」
「これこら、頑張って、前を向いて歩いていける?」
「はい。私には、悠太もお兄ちゃん、いえ、パパも、先生や看護師さん、お友達が大勢いますから。大丈夫です。」

皆、回りを見つめる。

「じゃ、診療内科は、もう卒業だね。おめでとう。」
「ありがとうございます。」
「さて、入院は、いつが良いですか?」
「そうですね。休みの日が良いので、明後日の日曜日で。」
「じゃ、月曜日に手術としましょう。」
「よろしくお願いいたします。」

俺は、愛美と頭をさげた。

車に乗り込み、走らす。

「愛美、お前、記憶思い出しのか?」
「うん。全て。」
「あの事も?」

父さんが、愛美を犯した事も…

「うん。でも、平気だよ。今は、悠太もパパもいるし。みんなが、守ってくれてるの、わかるもん。」

愛美~、泣きそうだよ。
俺は、そのまま海に行き、近くの海浜公園を歩いた。日差しもよく、小さな子供と遊んでるママ、パパがいる。
/149ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ