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イケない秘め事
第19章 診察日
今日は、愛美の診察日だ。俺は、渋る愛美を連れ出し、病院に向かった。

「愛美、こんなに元気なのにな。ご飯だって、ちゃんと食べてるし、お留守番もなんとか出来るようになったのにな。」
「はいはい。愛美ちゃんは、頑張ってるよ。ご飯も最近は、残さないで食べてるから、偉いな。」
「だったらさ、なんかご褒美ちょうだい。」

きたぁ…お願い作戦だ。

「今度はなに?」
「水族館に行きたい!ダメ?」
「日景島あたりなら、週末に行けるけど。」
「ペンギンいる?」
「いるよ。イルカもいる。」
「ほんとに?!じゃ、頑張る!」

まだ、言い方が幼いかな?
時々、記憶が前後する。

受付をし、診察室の前で待つ。名前を呼ばれ、俺は、愛美を連れて中に入る。

「こんにちは。愛美ちゃん。最近は、ご飯ちゃんと食べれてるかな?」
コクン…
「吐いたりすることはない?」
コクン…
「愛美ちゃんは、最近何かしたかな?楽しいこととか、あった?」
「ん~、お兄ちゃんと動く水族館に行って、イワトビペンギンに触った。毛が固かったけど、可愛かったよ。あと、お隣のお姉ちゃんとお話したりした。」
「そっかぁ。」
「お兄ちゃん、外で待っててもいいかな?愛美ちゃん、頑張れるかな?」
コクン…
「よし、いい子だ。じゃ、お兄さん、外で待ってて下さい。」

俺は、診察室を出る。

「じゃ、今日は、オモチャで遊ぼうか。見てごらん。ここに、小さなお人形あるでしょ?」
「うん。」
「ここに、おうちがあるでしょ?お人形が4つ。これをね、パパやママ、お兄ちゃん、愛美ちゃん。にして、おうちの回りにおいてほしいんだけど、出来るかな?」
コクン…
「じゃ、やってみて。」

愛美は、お人形をおうちの回りにおいていった。

「お兄さん、呼んできて。」

俺は、看護師に呼ばれ、診察室に入る。俺は、愛美の側にいた。

「じゃ、今から始めます。」
「愛美ちゃんは、どこにいる?」
「ここだよ。愛美は、お兄ちゃんが好きだから、お兄ちゃんもここにいるの。ママは、ここ。パパは、こっち。」
「どうして、パパは、箱の外なのかな?」
「パパは、大嫌い。愛美を叩いて、変なことしてたから。」

俺は、ショックを受けた。愛美は、まだ覚えてた。

「ママは、なんで、おうちから、離れてるの?」
「ママも嫌い。ママは、愛美がパパに変なことされても、助けてくれなかった。」


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