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光と首輪、絡まる鎖
第6章 香り
「俺の精子付きでよかったら、こはる着なよ」
「えー!なんかやだー!」
賢児さんが笑いながら
光さんのパーカーを投げてきて
「大丈夫、臭いはないよ」
って言ってきて
「そういうことじゃないよ!」
って返したけど、
光さんの匂いもなくなったその服を
なぜかわたしはバッグにしまった。
なにしてんの、わたし!
賢児さんはわたしの服も洗濯してくれてあって
それに着替えてホテルから出た。
「こはる、またね」
「うん、送ってくれてありがと」
賢児さんを見送ると昨日着ていた水着と
光さんのパーカーを一緒に洗濯機に入れた。
【第6章 END】