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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山
「こはる、ここおいで?」
賢児さんが自分の前に手を出して
そこに座れと言ってくる。
「えっ!?」
「何もしないから、おいで」
いそいそと賢児さんの足の間に座った。
湯船の中で後ろからぎゅっとされて
今さっきお湯に浸かったばかりなのに、
もう逆上せてしまいそうになった。
「こはる、もう肌が赤くなってきた。熱い?」
「だ、大丈夫だよ、まだ入ったばっかりだし」
肌が赤いのは賢児さんのせいだよ!と思ったけど
言わないでおいた。
なんか恥ずかしかったんだもん・・・。