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光と首輪、絡まる鎖
第9章 過去
今日は土曜日で、
朝起きてからベッドの中で
ずっと賢児さんのことばかりを考えていた。
いくら考えても、結論は出なかった。
このままじめじめとしていてもダメだ
壁に掛けてあったお揃いのパーカーを
クローゼットにしまい、
どこかに気分転換しに行こうと
ベッドから出て、出かける準備をした。
気分だけは明るくしようと、
お気に入りのチェックのワンピースに
カーディガンを羽織って出かけた。
もう秋も深まってきていて、
昼間は暖かいけれど
夜はだいぶ涼しくなってきていたから、
なにか冬に使えるコートでも買おうかな?
それともブーツにしようかな?と考えていた。