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光と首輪、絡まる鎖
第3章 彼女



「・・・こはる」




わたしの頬に手を添えて
じっと見つめられて
少しだけ胸がドキリとした、気がした。




「あいつなんか、光なんか
 見えないようにしてやるから。
 こはるに会った時から俺は
 こはるしか見えなくなった、
 だからどんな手を使ってでも
 俺だけのものに、するから」




そう言うとわたしの中から
賢児さんが、ぬるりと抜けた。



もう一度触れるようなキスを落とされ
賢児さんはわたしに背中を向けた。





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