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甘い香りに誘われて
第6章 重なる身体
あまりの可愛さと、相変わらず甘く香る里子の姿に僕は、我を忘れて里子に見とれていた。

「おーい、どうしたの~?」

見とれる僕に里子が手を振る。

「里子さん、めっちゃ可愛い」

僕は正直に感想を述べ、徐々に顔がニヤツいていく。

二児の母とは思えぬ美しさに、僕の理性はもはや止める事はできなかった。

里子は部屋にあがるといつものように部屋に腰かけ、テレビを付けてくつろぐ。

そして、「朝から家事を少し済ませてきてさ、ちょっと疲れたから寝せてね」と言い、いつものように毛布にくるまり目を閉じ眠りに入ろうとした。
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