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甘い香りに誘われて
第6章 重なる身体
『今日さ、お互い仕事休みじゃん。係の話し合いを兼ねてアパートに行っていいかな?』

それはいつものように里子からの何気ないメールだった。

『もちろん(^^)大歓迎だよ(*^^*)』

そうメールした僕は、いつものように部屋を片付けて里子が家に来るのを待っていた。

いつもアパートに来る時、会社帰りが多く会社の制服で来ていたが、今日は私服で来る事が分かっていたので、初めて見る里子の私服姿を楽しみに、時計を何度も見ては里子の到着を待ちわびた。

そして…

「お待たせ」

そこには、半袖の白いブラウスにタイトな黒いスカートをはいた里子の姿があった。
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