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色絵
第7章 満開
最初に主人に叩かれたところが赤くなっていた。
痕にならなければいい。
それより、中に出されなかっただけ良かった。
少しでも良いことを見つけて耐える。
朝、シャワーの分、主人を早く起こす。機嫌は悪いが、昨晩のことは記憶にないのか話題にならなかった。
朝から詰られなくて良かった。体が怠いが、それでも屋敷に向かう。
先生に会えば安らぐからだ。
レッスンの間、先生は心配そうにワタシを見る。
主人と何かあったことは察していらっしゃるだろう。でも、何も言わないワタシにあえて触れずに、レッスンの話だけをしてくれた。
午後、お屋敷に向かう。シャワーの時に、指の痕がうっすら残っているのを知った。
今日は絵はお休みにしてもらおうかと悩んでいた。
カラン、カラン…
また後ろから抱き締められる。
「今日は百合になれそうですか。」
先生はやはり気づいていらっしゃった。
「無理はしなくていいですよ。疲れているなら寝室で休みますか。」
ワタシは答えられないまま先生についていった。
ベッドの縁に腰掛ける先生、ワタシもその隣に腰掛けた。
痕にならなければいい。
それより、中に出されなかっただけ良かった。
少しでも良いことを見つけて耐える。
朝、シャワーの分、主人を早く起こす。機嫌は悪いが、昨晩のことは記憶にないのか話題にならなかった。
朝から詰られなくて良かった。体が怠いが、それでも屋敷に向かう。
先生に会えば安らぐからだ。
レッスンの間、先生は心配そうにワタシを見る。
主人と何かあったことは察していらっしゃるだろう。でも、何も言わないワタシにあえて触れずに、レッスンの話だけをしてくれた。
午後、お屋敷に向かう。シャワーの時に、指の痕がうっすら残っているのを知った。
今日は絵はお休みにしてもらおうかと悩んでいた。
カラン、カラン…
また後ろから抱き締められる。
「今日は百合になれそうですか。」
先生はやはり気づいていらっしゃった。
「無理はしなくていいですよ。疲れているなら寝室で休みますか。」
ワタシは答えられないまま先生についていった。
ベッドの縁に腰掛ける先生、ワタシもその隣に腰掛けた。