この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第3章 デッサン
「あの…この絵もモデルがいるのですか?」

ワタシは単刀直入に質問していた。単刀直入というのは、自分の嫉妬心を剥き出しにしてしまったという意味で…

「いるような、いないような、そのままこの姿のモデルは居ませんでしたよ。」

ワタシは大変失礼な質問をしてしまったと後悔した。そして先生の問いかけに返事が出来なくなってしまった。

沈黙がしばらく続く。

「僕は『教えています。』と書いたんです。モデルを募集してはいないんです。」

ワタシは恥ずかしくて火ががついたように赤くなり、涙腺が緩んでしまった。

先生が振り向かれた。泣き出してしまいそうで、下を向いて誤魔化した。

先生が近づいてくるのがわかり、どうしたらいいのか判らなくなる。

「でも、教えて収入を得ようと思っていた訳じゃないし、どちらかというと退屈しのぎだったから…
貴女を描いてもいいんですよ。
ただ、写真のように簡単にはいきませんよ?
貴女の心まで透かして描いてしまうでしょうね。
それでもいいという覚悟が貴女になければ、辞めた方がいいと思うのですが…」

先生はきっとワタシを見ている。優しい視線を感じた。
/370ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ