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第16章 【アンケ感謝】結芽里さま☆『決闘』

　


　ある時、サバンナの帝王が言いました――。


「なんだこのレオとかいうけしからん奴は。サバンナには帝王たる俺がいるというのに、百獣の王を名乗るとは。これは俺様に対する挑発か。サバンナの統治権は誰にあるのか、きっちりとカタをつける!!　ナツ、こっちに来させろ!!」


　そして同じ王子たるナツが書きました「招待状」。

　それは帝王自らの手で訂正され、「果たし状」となってラインハルト王国に届きました。


　勿論、王太子たるレオ様はお怒りに。


　舞踏会のお誘いだと思いにこやかな顔を見せる愛妻アリ様に言いました。



「武闘会への誘いか。よかろう……我が剣を見せてやる」



　そしてラインハルト王国から、長い長い旅を経て……、

　ようやく佐伯家に豪華な馬車が到着しました。