この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第25章 【ファン感謝】白雪姫 ①猟師(ハル)
「あん、ああんっ、ああ、あああっ、ハル、ハル……っ」
「シズ、イキたいのか? お前のナカがすげぇきゅうきゅう俺を絞る。ああ、いいぞ。お前をイカせてやるからな。何度も何度も。
それを、俺は夢見ていたんだ」
ハルの頭があたしの首筋に埋められる。
がぶりと噛まれたその痛みすら快感。
きっとそれは、獣の求愛行為。
噛んでは舐めて、舐めては噛んで。
そうやって、あたしの身体はハルに作り替えられていく。
ハルのオスの匂いにくらくらして。
ハルしか考えられない。
ハルが愛おしくて仕方が無い。
ハルを求めるあたしもただの獣。
王女なんていらない。
あたしにはハルさえいてくれればいい。
「駄目、本当に駄目、ハル、ハルっ」
ハルの身体で包まれて、ナカまでハルに満たされている悦びに、幸せを感じて――。
「ああ、ハル……なにかクる、きちゃう――っ、ああ、ああああっ」
「たまんねぇ、シズ……っこっち向けよ。舌だせ」
「ん、んふぅ……っ、ハル、あたしまだ、ハルっ」
「終わらせねぇぞ。次はこっち向け、俺にイキ顔みせろ」
何度も何度も、快楽の果てに押し上げられては、その度に連れ戻されるんだ。
「お前がいる場所は俺の場所だ。だから必ず戻れ。俺がお前と共にイクまで、何度でも俺を求めて戻ってこい」
ガクガクとする身体の中、ハルの声だけがすべて。
猟師に魅入られた獲物のとる未来は、猟師次第――。
だったら、猟師の未来は――?
「ハル、好き、好き、好きっ!!」
不安を隠すようにあたしはハルに愛を叫ぶ。
「シズ、シズ……っ、愛してる。俺を見てろ。なあ、俺だけ見てろ」
切なくなるほど余裕ない顔で、だけど男の艶を振りまいて、あたしを上から抱きしめながら、何度も口づけをして、腰を打ち付けるハル。
淫らな液を飛び散らし、粘着質な水音を強めさせ。果ての近い快楽の大きさを訴える全身の叫びは、壮絶な艶を迸らせる。
孤高の猛獣が、美しいあたしだけの帝王が、高みに向かって駆け上がっていく。
興奮がとまらない。
この男に貫かれ、胎内の最奥まで感じられる歓びに、繋がった部分がさらに加熱する。
「シズ……っ、ああ、気持ちいい……っ」
もっとあたしを感じて。