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【SS】目が覚めたら…?
第25章 【ファン感謝】白雪姫 ①猟師(ハル)
突き上げられる。
最奥を穿たれる。
あたしに馴染んだごりごりとした感触ももうわからなくなってしまうくらいに、火が出そうな摩擦熱が、次々と快感の荒波へと変わり、星がチカチカ飛ぶ。
息が続かない――。
続かないほどに気持ちいいんだ。
「俺のカタチを覚えろよ。これが俺だからな。お前のナカでこうやって激しく動いているのが俺だ。俺だぞ!?」
ああ――。
苦しいくらいにハルが好き。
もっともっとハルと溶けたくて。
もっともっとハルを感じたくて。
「シズ、シズ――。はっ、……なぁ、どうしたらお前……と、もっとひとつになれるんだ? ……っ、抱いても抱いても抱きたりねぇ。もっとお前が欲しくてたまんねぇよ。ああ……っ、お前が愛おしくて狂っちまいそうだ――っ」
ガツンガツンと肉をぶつけ合う音をたてながら、あたしを壊してしまいそうなくらい大きい抽送をされていることが、嬉しくて嬉しくてたまらない。
ハルが獰猛になればなるほどに、愛されていると実感したあたしは泣き出しそうになる。ハルを求める貪欲さが止らない。
ふたつに分かれた身体がもどかしい。
心も体もあたしのものにしたい。
心も体もハルになりたい。
ばらばらでいるくらいなら。
いっそハルに壊され、幸せの内に息絶えたい――。
ハルの背中に爪を立てながら、ハルの肩に噛みつきながら、そんな…言葉にならない愛を叫ぶあたしを、ハルは、ぎゅっと抱きしめ、顔中に激しいキスを落とす。
そして――。
「……っ、ああ、俺……っ、やべ――っ」
くっと喉仏をさらすようにそり返ったハルは、詰まったような呼吸をした後、頭を横にぶんぶんと振りながらあたしの唇に噛みついてくる。
「シズ……いいか。シズ……なぁ、俺……お前のナカ、出して、いい?」
官能の汗を滴らせた、どこまでも艶気に満ちた"男"の顔で。それなのに切羽詰まって懇願するその表情が愛おしくて。
今まで散々我慢して、あたしばかりを果てにつれてくれた愛おしいその人は、この行為の終焉に怯えたように、切なげに瞳を揺らす。