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第28章 【ファン感謝】白雪姫　③王子(モモ)

　
「はっ、はぁぁっ、はっ、そこ……ふ……うぅ…そこ、駄目んんっ」


　ああ、涙で目を潤ませながら、弱々しい流し目を向ける姫の表情に、ぞくぞくする。今にも押さえつけて組み敷いて、その肌をあますところなく吸い付き、噛みつき……俺のものだと叫び出したい――。


　それができない俺は、わざと姫を羞恥の中に追いつめる。


「浴室は、身体を洗う場所なのに、どうして拭っても拭ってもこんなにこの蜜は溢れるのでしょうね…。さっきあんなにたっぷりと出して、糸をひかせていたくせに。…聞こえますか、この音。いやらしいですねぇ」

「や、やぁぁぁ……。恥ずかし…駄目、そこは…ぁぁああっ」

　俺の中指が、壁に両手をついて尻を突き出した姫の熱く蕩けた蜜壷に忍び、くちゅくちゅとわざと淫らな音を響かせ、下から抜き差しをする。

「駄目？　恥ずかしい？　ご冗談を。俺の指を抵抗なくこんなに容易く吸い込んで、きゅうきゅうと俺の指を擦って悦んでいるのに」

「違……っ、あたしじゃない、ふぁぁああっ、そういう……風に、サクラが……ぁぁぁあっ」

「俺のせいになされるのですか？　俺の洗浄に合わせて、こんなに淫らに腰を振って催促しているのも、俺の仕業だと？」

「やっ……」


　見事なカーブを描いた美麗な尻が、小刻みに震えながらまた一段と羞恥に赤く染まる。

　まるで今食べ頃の、熟れた果実のようだ。

　たまらず俺は膝立ちにして姿勢を低めると、音をたてて吸い付き、さらに歯を立てた。


「痛……っ」

「このお尻にはいやらしい菌に満ちてますから、俺の口で清拭(せいしき)して差し上げませんと。ああ、むむっ……こうやって吸い取っても、こうやって、歯で刮(こそ)ぎ取ろうとしても、いやらしさは消えません。だったら舌で……」

　舌を忙しく動かして、尻を舐めている音をわざと響かせば、姫が切なげな声を上げた。