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【SS】目が覚めたら…?
第29章 【白雪姫感謝】アナザー○○雪姫
「おいこら待て、シズっ!! 早く俺を嫁にしろ!!」
「シズ、こんなふてぶてしい嫁いらない~」
「お前のいいところ、俺様が奉仕してやる。だからそのつるつるな部分全て触らせろっ!!」
「いやぁぁぁぁ、えっちぃぃぃぃ~」
「……ここ、感じるだろ? つるつるでも濡れるんだな、お前」
「ぁ、あああっ、そこ駄目。駄目なのぉぉぉ」
「俺様の手で、大人の扉を開けて見ろ。大人になれば、気絶するほどのイイ思いするぞ?」
「本当?」
「ああ。…さぁ、我慢しないで、声を出して良いぞ? ほら、ここはどうだ? ここを触られると、気持ちいいだろう?」
「あ、ぁん、あん、あああんっ、気持ちいい。気持ちいい」
「素直な子にはご褒美だ。さあ、……イケ」
「はぅぅぅぅっ、ひゃあぁぁぁぁあんっ、駄目ぇぇぇぇっ」
「ねぇ、29歳って、誰も相手にしてくれないものなの?」
蘇ったばかりのシズは嘆いた。
「婚活しなきゃ……」
それから時は過ぎて、ハル雪姫は結婚した。
相手はつるぺたの小さな小人ではあるが、36歳の話題においては、姫の急所を突きまくり、姫がしばらく立ち上げれないほどの強さを見せるという。
生まれて36年目にして、最強の可愛いつるぺたを夫に迎えられたハル雪姫は、アキという姫が生まれることを楽しみに、これ以上ないというほどに、毎日を笑顔で幸せに暮らしましたとさ。
…りあるびーえるに目覚めた隣の国の王子はどうなったかって?
黒髪メガネの美貌の男は、密やかにめでたく童貞を卒業したのだが、童貞を捧げた相手が誰なのかを口にしなかったため、王子が本懐を遂げたかどうかは謎である。だがふたりの仲は密になっているらしく、腐った婦人達からも王子は大人気であり、ナっちゃんスマイルが大流行だとか。
メガネの男の脱童貞に関する真相は、このアナザーストーリーでなされたものなのか、また別のお話で明らかになる話なのか……神のみぞ知るところである。
メガネの男が本編から外れたところで、脱セカンドDTの権利を獲得して、また主役になる可能性が高まったことは、幼児趣味のハル雪姫も変態王子にも知らない、これからの未来の話――。
ハル雪姫 【完】