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【SS】目が覚めたら…?
第29章 【白雪姫感謝】アナザー○○雪姫
「ん……」
棺の中から起き上がったのは、29歳になったシズ。
幼児のシズが喜んで抱きついた。
それを見守る美貌の三人。
美しく成長したシズが、三人に微笑んだ。
しかし――。
「俺様を嫁にしてくれ」
ハル雪姫は、そんな大人のシズよりも、やはり全裸の小さなシズを追いかけ回し、
「なんだサクラ、若いんじゃないか。だったらりあるびーえるごっこしようよ。ねぇ、僕で童貞卒業しよう?」
「無理。絶対無理!! それに俺にはちぇりーの杯を交わした友が……」
「ああ、サクくんは……サクラに裏切られたと悄げてる。ねぇ、サクラ。なんで童貞同盟で、サクくんは裏切られたって思うわけ? お前童貞だよね?」
「お、王子……、黒いぞ、黒王子だぞ!?」
「元々僕が王子様になってさ、お姫様と甘い夜を過ごして、お姫様を開発したりしちゃってる予定だったのに、なんで僕…小人だったんだろうね?」
「な、なんの話だ。お、お前は王子じゃないか。お前は誰からも変態王子として愛されてる。だから安心しろ?」
「ん。で、サクラは本当に童貞なの?」
話題は変えられない。
「……っ」
「なんで返事がないの? 童貞なら……僕が男にしてあげるよ。僕……館で色々教わっていて、優しくしてあげれるから。さあ、サクラ。未知なる扉を僕と開こうよ。めくるめく世界に、おいで……?」
「うわ、うわわわっ、こっち来るな、なんで勃たせてるナツ。お前ひとり限定早漏どうした、おいっ!!」