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メンズセラピスト 〜女性向け風俗の新しいカタチ〜
第12章 アフタートリートメント
いずみはまた来店してほしいお客の一人になった。

ただし、いくらセックスがキモチよくてもこちらから追いかけることはしない。僕はいちセラピストだ。また忘れた頃にやってくればいい。僕はそうやってセラピストとお客との距離感をはかっている。


今回のようにセックスにまで延長してしまうことはたまにある。
そのことは外部の人には誰にも言っていない。
男友達は僕がセラピストをしていることだけで羨ましがる。
綺麗な女の裸が見れて、触れて、セックスまでして、美味しいお酒を飲んで、最後にはお金ももらえるのだ。こんな仕事があるのか。

でも、僕は男友達に心の中で言う。

「悔しかったら自分もやってみろ」と。

男に羨ましがられる男なんて最高だ。


いずみとのキモチいいセックスをして少し調子にのっている自分がいた。
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