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メンズセラピスト 〜女性向け風俗の新しいカタチ〜
第6章 2回目の来店
マッサージの時間は終盤に差し掛かっていた。

腕が終わると、デコルテのマッサージをして終了の予定だった。

僕はしっかりと手を握りながら彼女と無言の会話を続けた。
右腕以上に左腕にはゆったりと丁寧に時間をかけた。
この間合いが今はとても重要な時間と考えたからだ。


僕は左手を握ったまま、ゆっくりとタオルの下から、彼女の右の乳房の周辺に円を描くように右の手のひらをすべりこませ、そしてCDから流れる波の音に合わせて、ゆっくりゆっくりとオイルを滑らせた。


手のひらを大きく開き、全神経を手のひらに集中させて、触れると溶けてしまうような柔らかな綿あめをなでるように、しかし、肌と肌は離れることなく密着したまま、ゆっくりと二回りさせた。
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