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みぃのお話【番外編】
第6章 『旦那様☆ロマンチスト』~クリスマスのお話~
子どもだった私には、クリスマスツリーが凄く大きく見えたし、イイコにしていたらサンタさんからプレゼントを貰えるのが楽しみだった。
たとえサンタの正体が両親だった事実を知ってしまったあとでも。
生クリームと苺がいっぱい載ったクリスマスケーキや、チキンやシチューなどのご馳走が食卓に並ぶ夢みたいな素敵な一日は、お誕生日とお正月に続いて私にとって、一年で特別な日のひとつだったりする。
大人になった今では、私のもとにサンタさんはやってはこない。
でも。大人になってからのクリスマスは恋人の日でもあって。
結婚して五年目に突入した私たち夫婦にとっては、手を繋ぐ行為とかは…、ちょっと気恥ずかしいことだったりするけれど―――…。
クリスマスマジックのお陰で、この日は手を繋いで歩いたりとか。
そんなことも何となく自然に出来てしまう雰囲気があったりする、大手を振ってロマンチックを満喫出来る!私にとってはちょっと嬉しい一日なのだった。