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衝動[完]
第9章 番外編Ⅲ
祐はごくりと喉を鳴らし、弥生の耳元で囁いた。
「弥生、今日の為に練習してたって言ってたよね?」
「え……?」
「どうやってたの?見せて?」
祐のその言葉に弥生は身を固くし、ふるふると首を振った。
「そ、そんなこと、出来ないよぉ。」
「恥ずかしい?」
「あ、当たり前でしょ……。」
弥生は祐から目を逸らし、シーツを握り締める。
「ここに、弥生の可愛い指を入れたりしてたの?」
祐はそう言うと、弥生自身から溢れる甘い蜜で濡れた小さな蕾に、自分の指を一本差し入れた。
「あうっ!」
祐は慎重に指を進めて行くが、極度の緊張感のせいで弥生の身体はガチガチに強張ってしまう。
震えながら目をきつく閉じ、けれど弥生は祐にしがみつき、決して逃げようとはしなかった。