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衝動[完]
第9章 番外編Ⅲ
「いいに決まってるでしょ?オレは弥生と一緒に居たくて堪らないんだよ。だからね、弥生。オレと一緒にここに住んでくれる?」
「うん…私、ここに住みたい、祐先生。」
極上の笑顔と共に、弥生は祐の首にしがみついた。
それと同時に下半身に違和感を覚える。
弥生が祐を見つめると、少し困ったような表情で返された。
「ごめんね…弥生。先生、ちょっと我慢しすぎちゃったみたいでさ……。」
「え?せん…せ?」
納めたままの祐が再び主張し始めていた。
祐は弥生の両手をシーツに縫い止める。
「あっ…ん…せんせ…ダメ……もうダメだってばぁ!」
愛しているよ。
心も身体も…全てをかけて、お前を愛してる―――。
だからね、弥生……。
お前も、オレの全てを受け止めてね―――?
弥生の願いが聞き届けられる筈もなく、祐は弥生を大切にし過ぎた分、たがが外れたように弥生を求めた。
そして、弥生が意識を手放し、漸く思いを遂げた祐が弥生を解放したのは、夜も更け、日付もすっかり変わった頃だった―――。
―番外編Ⅲend―