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衝動[完]
第8章 番外編Ⅱ
弥生は祐にしがみ付き、祐を見上げると、震える声で問い掛けた。
「ほんと……?先生……。私のこと……好き?」
「言ってもいい?」
「言っても……無くならない?」
弥生が不安そうに見つめると、祐はくすっと笑った。
「無くなったりしないよ。大丈夫。弥生は巧くんにからかわれたんだよ。」
その言葉を聞き、弥生は安堵の溜息を漏らした。
祐は弥生の唇に己の唇を息がかかる程近付け、囁く。
「弥生?言ってもいいよね?」
「うんっ……。言って欲しいよ。聞きたい……先生……。」
弥生が睫毛を震わせながらそう言うと、祐は弥生の桜色の唇に己のそれを重ねた。
「ん……。」
「好きだよ。弥生……。好き……。」
「せんせ……。ん……ん……。」
ちゅ……。くちゅ…。