この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
衝動[完]
第8章 番外編Ⅱ
触れるだけのキスを何度か落とすと、祐は弥生の身体をベッドに横たえた。
啄ばむように口付けると、弥生の唇がうっすらと開かれた。
「せん……せ……。」
自分をうっとりと見上げる弥生の濡れた唇を、もう一度覆うと角度を変えて何度も口付け、その熱い口腔に舌を滑り込ませる。
「んっ……ん……。」
「弥生……弥生……。好きだよ……。」
ぴちゃ……。ちゅぷ……。
口付けは激しさを増し、貪るような物に変わった。
弥生は白い喉を仰け反らせ、祐に必死にしがみ付く。
「あ……あ……あっん……。やっ……。」
弥生は甘い声を上げながらも祐の胸を押しやると、身を捩り、その激しい口付けから逃れようとする。