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キズアト
第5章 友達
ただでさえ成績が芳しくない俺が女遊びにかまけてしょっちゅう休んだり早退すれば卒業が危うくなるのは当たり前の話で、そんな時に水原が面倒を見てくれることになった。
正確に言うと、委員長だったせいで担任に問題児(俺)の世話係を押し付けられたのだ。
水原は教え方が上手く、勉強嫌いの俺を問題を解く快感に目覚めさせてくれた。
それまでつまらないと思っていたことが、水原と一緒だと全てが違って見えた。
そして彼女は俺を高校卒業どころか大学合格まで導いてくれたのだった。