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キズアト
第8章 夜中
放っておこうかとも思ったがあまりにもフラフラなのが心配で、追いかけて肩を貸してやる。

「い、いい!」

「真っ直ぐ歩けないくせに…担がれるのが嫌ならこんなになるまで飲むんじゃねぇよ」

「…」

「ほら、カギ出せ」


ドアを開けてやると、水原は入ってすぐにゴロリと床に転がった。



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