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キズアト
第8章 夜中
「おい、ちゃんとベッドに…」

仰向けに倒れた水原を抱き起こそうとした時、広めに開いたブラウスの胸元に赤いアザのようなものが見えた。

それがキスマークだと認識した途端、俺の頭の中は真っ白になった。


「お前…今まで誰と何してた!?」

俺の声に目を開けた水原は、視線を辿り何を見られたのかを悟ったようだ。




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