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ビッチな一休ちゃん
第1章 汁椀のフタ
とても広い屋敷です。

番頭さんに案内されて奥に進むと
店先の賑やかな声は聞こえなくなりました。

「旦那さま・・・一休ちゃんをお連れしました」
番頭さんが障子を開けると・・・
6畳ほどの広さの部屋に
男性がひとり座っています。

「庄三郎さん!こんにちは」
一休ちゃんは男性に向かって元気よく
挨拶します。

「一休ちゃん・・・よく来たね〜」
庄三郎も嬉しそうです。

部屋の隅にはお仏壇があります。

一休ちゃんはそのお仏壇の前で
読経しました。
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