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第9章 なっちゃった体の関係

お姫様抱っこをされてバスルームを出ると、静かにベッドの上に置かれた。

そして今度はソフトに覆いかぶさってきた浩平クンから唇と手を使った愛撫を受ける。

さっきとは違う優しい愛撫にわたしの身体は天女が舞うようにベッドの上で妖しく揺れ動く。

一つ一つの愛の行為に反応して。

長らく肉体の愛を忘れていた、わたし。

久びりで女の悦びが目を覚まし、それをわたしは遠慮することもなく全てを受け入れる。

そしてもっと貪欲に快感をせがみ、それが新しい性の快楽の目覚めへと導いて行ってくれる。

身も心も男の人に溶けていくとはこのことなのだろう。

その優しかった愛撫に比べて挿入は前に想像したとおりに激しい系だった。