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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第3章 おねだりされたP写真
地下鉄のホーム。
ベンチに座って電車を待つわたしの息はまだ荒い。
それは会社からここまで逃げるように走ってきたからだ。
なにより心情的には会社はもとより一刻も早くこの場所からでさえ立ち去りたいのに、こんな時に限って車両故障とかで電車が来ない。
何であんなことになっちゃったんだろう、どうしてあんなことをしちゃったんだろうと悔やむけれど、そのくせ耳の中では「ずっと好きだった」と言ってくれた浩平クンの言葉が何度も何度も蘇ってきて、触られた胸とお尻にはその余韻が残っていてまだ熱く火照ってこの身体を疼かせている。
そして唇にもディープに交わしたキスの味が絡めあった舌の感触と共に名残惜しさがこみ上げて来て、頭の中ではキスしている二人の姿が浮かんでいる。
あのまま続けていたらいったいあんな所でどこまでいっちゃたんだろうななんて。
(ダメよダメ。こんなこと、忘れなくちゃ。早く子供を迎えに行かなくちゃならないんだから。それにしても、電車、遅いなぁ)と気持ちを切り替えようとしていたら、ポケットで携帯電話のバイブが短く揺れてメールの着信を知らせてきた。
ベンチに座って電車を待つわたしの息はまだ荒い。
それは会社からここまで逃げるように走ってきたからだ。
なにより心情的には会社はもとより一刻も早くこの場所からでさえ立ち去りたいのに、こんな時に限って車両故障とかで電車が来ない。
何であんなことになっちゃったんだろう、どうしてあんなことをしちゃったんだろうと悔やむけれど、そのくせ耳の中では「ずっと好きだった」と言ってくれた浩平クンの言葉が何度も何度も蘇ってきて、触られた胸とお尻にはその余韻が残っていてまだ熱く火照ってこの身体を疼かせている。
そして唇にもディープに交わしたキスの味が絡めあった舌の感触と共に名残惜しさがこみ上げて来て、頭の中ではキスしている二人の姿が浮かんでいる。
あのまま続けていたらいったいあんな所でどこまでいっちゃたんだろうななんて。
(ダメよダメ。こんなこと、忘れなくちゃ。早く子供を迎えに行かなくちゃならないんだから。それにしても、電車、遅いなぁ)と気持ちを切り替えようとしていたら、ポケットで携帯電話のバイブが短く揺れてメールの着信を知らせてきた。