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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第6章 雨からのエスケープ
ビィ~ッ、ビィ~ッと不意に携帯がテーブルの上で細かくのたうつ。

しばしボーッとしていたわたしはその音にびっくりしながら正気を取り戻し、あわてて その動きを止める。

迷惑をかけちゃったかなと回りをキョロキョロと見てみるけれど、誰も何もなかったように素知らぬ素振りで、よかったとホッと胸を撫で下ろした。

それから膝元の携帯を見ると、電話ではなくメールの着信を知らせる青いランプが灯っていてポッと心の中も明るくなる。

きっと浩平クンからと、期待度MAXで開いてみればやっぱり浩平クンでとっても救われた気持ち。

待っててよかったぁ!

✉な~んだ、そうなんだ。じゃあ僕も休んじゃおう。今どこ?気晴らしにドライブでもしない?デートしよう!!

!?!?!?!?!?!?
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