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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第2章 突然に エレベーターの前で
壁にかかる丸い時計の針を見て、会社を出るまでまだ15分もあるなと雑誌のページをまたひとめくり。
完全にリラックス・モード。
と、部屋の外にあるエレベーターがスーッと上がってくる音と共に、「チィ~ン!」とこの階で止まった。
エッ!こんな時間にダレ?と座っている身体を伸ばして開けっぱなしのドアからそちらの方を見てみると、疲れた横顔で通り過ぎていくのはなんと浩平クン。
(なんで今どきに?)という疑問のすぐ後に(でも、これってラッキ~ィー)とイタズラ心に火がつき、お菓子の箱を持って椅子から跳ね上がり浩平クンの後を追った。
「ねっ、ねっ、滝岡くん、滝岡く~んっ」とドアから飛び出し、右に90度方向転換からのチョイダッシュ。
浩平クンはまだすぐそこにいて、わたしの声に振り返ってくれた。
不意に声を掛けられた男の子の不思議そうな顔。
対するわたしは満面の笑顔。
完全にリラックス・モード。
と、部屋の外にあるエレベーターがスーッと上がってくる音と共に、「チィ~ン!」とこの階で止まった。
エッ!こんな時間にダレ?と座っている身体を伸ばして開けっぱなしのドアからそちらの方を見てみると、疲れた横顔で通り過ぎていくのはなんと浩平クン。
(なんで今どきに?)という疑問のすぐ後に(でも、これってラッキ~ィー)とイタズラ心に火がつき、お菓子の箱を持って椅子から跳ね上がり浩平クンの後を追った。
「ねっ、ねっ、滝岡くん、滝岡く~んっ」とドアから飛び出し、右に90度方向転換からのチョイダッシュ。
浩平クンはまだすぐそこにいて、わたしの声に振り返ってくれた。
不意に声を掛けられた男の子の不思議そうな顔。
対するわたしは満面の笑顔。