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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第2章 突然に エレベーターの前で
「ウフフフッ。滝岡くん、お疲れ様ですっ」
「はぁ、お疲れ様っす」
「疲れたでしょう。ねぇ、お腹すいてない?」
「う~ん、少しね」
「お菓子食べるぅ?」
チョコレートコーティングのされたお菓子を一つ摘んで、これですよと見せてあげる。
「ああ、ありがとう。でも、手が汚れているから、あとからもらいますよ」
(ヤッタ~ッ!チャンス!!)とわたしは心の中で親指を立ててのグーサイン。
「大丈夫っ、こうやってお口の中にいれてあげるから」
そう投げ入れる仕草をしてみせた。
「えっ、ここでですか?」
「そう」
「誰かに見られでもしたらマズイでしょう」
「だいじょうぶっ、誰もいないから。ほら、早くっ。本当に誰か上がってきちゃうかもしれないじゃない」
「ぅーん、じゃあ」
浩平クンはあまり乗り気のしない様子で、わたしの背の高さにかがんでお口を開けてくれた。
「はぁ、お疲れ様っす」
「疲れたでしょう。ねぇ、お腹すいてない?」
「う~ん、少しね」
「お菓子食べるぅ?」
チョコレートコーティングのされたお菓子を一つ摘んで、これですよと見せてあげる。
「ああ、ありがとう。でも、手が汚れているから、あとからもらいますよ」
(ヤッタ~ッ!チャンス!!)とわたしは心の中で親指を立ててのグーサイン。
「大丈夫っ、こうやってお口の中にいれてあげるから」
そう投げ入れる仕草をしてみせた。
「えっ、ここでですか?」
「そう」
「誰かに見られでもしたらマズイでしょう」
「だいじょうぶっ、誰もいないから。ほら、早くっ。本当に誰か上がってきちゃうかもしれないじゃない」
「ぅーん、じゃあ」
浩平クンはあまり乗り気のしない様子で、わたしの背の高さにかがんでお口を開けてくれた。