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いじめの実態 中学編-看護士編
第14章 教師への恐喝 内山マキの受難
内山は家に帰り一人で部屋の片つけをしながら
クラスのいじめ問題を考えていた。

そんなときに、ドアホンが鳴った。

秋山だった。

(もしかして、本当のことを話してくれるのかもしれない)

「すいません、先生・・・」

「ようこそ、歓迎するわよ」

完全に仕組まれた罠とも知らずに内山は、秋山を自宅アパートへ招き入れた。

マキは、秋山をソファに座らせてコーヒーを出す。

「実は、・・・僕は・・・」

「安心して。絶対に先生は黙っていて欲しいことは
絶対黙っているから!」

「はい」

「実は、最初は佐々木が裸で床の雑巾かけをやらされたのが
始まりでした・・・そこからエスカレートして・・」

マキは真剣に秋山の話を聞く。
そして、解決方法を懸命に考えている。

「あ、先生、コーヒーおかわりいいですか?」

「あ、ごめんね、気がつかなくて」

マキがキッチンへ行った。

そのとき秋山は、マキのコーヒーへ大量の睡眠薬を入れて
かき混ぜた。

戻ってきたマキがコーヒーを一口のみ、また秋山の話を
聞き入る。

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