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遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?



初めてする時は痛いって何かで読んだけど、
本当に痛いなんて思わなかった。


膜なんてないって言うけど、本当に膜があるみたいに
何かがゆっくりと広がり破けるような感覚と、
体の奥から痛みが広がってジンジンした。


「大輝っ・・・痛いよっ・・・」

「ごめん、我慢して」

「大輝っ・・・」

「俺も初めてだから、どうしたらいいかわかんない
 なお・・・ごめん、我慢出来る・・・?」



大輝がわたしの中に入ってくるのを止めると
わたしに覆い被さって、ぎゅっと抱きしめてくれた。



「うん・・・頑張る・・・」


痛いけど、大輝とひとつになりたい。

大輝に愛されたいと思った。





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