この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠回りしたけど
第2章 再会したくなかった



2年前、最後に会ったあの夏からは
だいぶ背も伸びて、少し髪が長くなっていた。




「・・・大輝」




大輝は教室のドアを閉めると
こちらにゆっくりと歩いてくる。




あの夏の日を思い出して、体が少しだけ震える。




「なお・・・会いたかったよ」




大輝の斜めに分けた前髪から、悲しそうな目が覗く。





教室に残っているのはわたしだけだった。




わたしの背中には
ベランダのひんやりとした温度が伝わってきて、
ここから逃げられないという現実を叩きつけられた気がした。




/141ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ