この作品は18歳未満閲覧禁止です
遠回りしたけど
第2章 再会したくなかった
「だからちゃんと、
なおとつきあってた時間、取り戻すから」
「なに言ってるの?」
「は?だから2年前から、なおは俺の彼女だろ?」
違うって言いたいのに
大輝が恐くて何も言えない。
大輝から目を逸らすように下を向くと
涙が落ちてしまいそうだった。
「なお・・・」
前はなおさんって呼んでくれてたのに
急に目の前に現れたと思ったら
呼び捨てになってて・・・
それがわたしは〝彼女〟なんだと言われているみたいで
すごく嫌な気持ちになった。