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甘いだけの嘘ならいらない
第7章 その温度さえあればきみを忘れることだってできたのに、
「あっ、ああ……やぁ…っ…」
「う、理紗……ッ」
「ぁ…っ、い…っ」
お腹の奥まで翔でいっぱいで、逃げ出したいくらいの快感から、逃げることはできなくて。
名前を呼ばれるたび、翔のものを意識せずに締めつけてしまった。
「理紗…、好きだ……っ」
「んっ、ぁ…」
「壊したいくらい、…いっそこのまま繋がっていたいくらい、好きだよ…」
翔をどれだけ好きになっても、あたしは彼のものにはなれないのに。
そんな事実を忘れてしまうほど、英士くんに自分から別れを告げてしまおうかと迷うほど、あたしは翔に惹かれてた。
翔は激しく律動を繰り返しながら、花芯を指でさすって、あたしを何度も絶頂させてゆく。