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貴方に出逢えて。
第20章 ✿貴方に出逢えて。✿


わざと音を立て、静かな部屋に響いた。

それはとても官能的で、凛は潤んだ瞳で森生を見ていた。

そんな凛の頬を撫でながらもう何度目かわからないほど、深く口付けた。

凛はその激しさから息が上がったものの、平然とした森生を見て手を下に伸ばした。

「いい度胸だな〜」

それだけ言うと森生は意地悪く笑った。




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