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唇に媚薬
第10章 狂う程、夢中
「止めてほしいわけねぇよな」
耳元で囁かれて、ふっと笑われた。
「お前、興奮してるだろ」
「………っ」
「ドM」
……見透かされて、る。
自分でシチュエーションの確認をして、更に体が熱くなってること。
これから葵がすることに、酷く期待してるなんて……
葵の言う通り、正真正銘のMだ。
焦点の合わない目で見つめると
私から一歩離れて、葵は自分の両手を上げた。
「万歳っつーのはな、こうするんだよ」
「………!」
「できねぇの?」
「~~で、できるわよ///」
「こっちは余裕ないんだ。
焦らすなボケ」
……え? 余裕、ない?
その言葉に驚きながらも、素直に腕を上げると
葵は私のニットを捲りあげて、そのまま床に落とした。
外れてる下着も、そのままスルスルと肩から抜かれて
と同時に、反対側の手がスカートのファスナーを下ろしていて
「~~ちょ、ちょっと……!」