この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
唇に媚薬
第11章 純真なカノジョ
……うっ、やばい。
や、やめてくれ///
葵という存在が居ながら、不覚にもドキッとしてしまったじゃないか。
仕事の出来るイケメンが、何よりも愛を大切にしている。
なんて素晴らしいの。
てか、こんなキャラだったなんて知らなかった。
「うふふふ、奇遇ですねぇ…♡」
「不気味。 いちいち繰り返すな」
またまた照れちゃって♪
姫宮さんがフリーだったら、確実に落ちていただろうな~
こんないいオトコがフリーなわけないけど
って私、おとといも同じこと思ってなかった?
……あ、そーいえば葵の同期の鈴木さん。
確か、下の名前が……
「で、早坂。 そんなことより」
先輩・あんた・蘭ちゃん・お前
短い間に色んな呼ばれ方をしたけど、結局いつもの名字に落ち着く。
「銀座店の営業時間、7時までだろ。
早く取り行ってきて」
「へ?」
「会議終わったら、すぐ確認したいから」