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唇に媚薬
第13章 同じキモチ

「………!!」


え!?
な、なに!?
最後なんて言ったの!?


「あ、葵、待っ……!」


既に電話は切られていて、不通音だけが鳴っている。

慌てて耳から外して、急いでインターネットを開いた。
画面は、シアトルの時差が表示したままだ。


お、オンリーユーって言ったよ、ね!?///
オンリーユーアー……なんとか……


「ほ、翻訳……!!」


葵の声をもう一度思い出して、検索欄にカタカナを入力していくと
予測変換で、ひとつの英文フレーズがヒットした。


……その、和訳は



「………っ」




Only you are seen

─── あなたしか見えない




「……葵……っ」


破裂寸前だった想いが、一気に爆発して

崩壊寸前だった涙腺から、大粒の涙が零れる。


……たった一言だけなのに

こんなにも、周りに人がいるのに


私は恋する乙女のように、人目もはばからずに泣いてしまった。


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