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唇に媚薬
第16章 唇に媚薬
……葵が同僚達とよく行くという、ワインバーは
36階から東京駅を一望できる、大きなバーカウンターがあって
小皿料理やカジュアルワインが楽しめる、コスパ的にも魅力的なお店らしい。
前回は
エレベーター内で欲情した私の暴走により、行けなかったから
今夜はリベンジできると思ったのに……
「……すげー脱がしにくいんだけど」
「……っ ちょ、待っ……」
「破いていい?」
「ダ、ダメに決まってんでしょ……っ」
破く趣味は無いって言ってたくせに!
ベッドの上に押さえつけられて、バタバタする私の足を掴んで
もう片方の手で、葵はネクタイを緩めた。
「じゃあ、自分で脱げよ」
私の足の間に座った、葵の瞳が光って
ゾクッと背筋に刺激が走る。
「先にシャワー……」
「却下。先に挿れる」
「………っ///」
「おい、早くしろ」
……この人
いつの間にかドSスイッチ入ってるんですけど……